白ニキビは、皮脂が毛穴に詰まった状態のニキビの初期段階です。別名「コメド」とも呼ばれ、Tゾーン(鼻やおでこ)やあご、口周りにできやすいのが特徴です。この段階では痛みやかゆみがなく、触るとぽつぽつした感触がある程度。しかし、白ニキビを放置すると炎症が進行し、赤ニキビや黄ニキビへと悪化する可能性があります。さらに放置が続くと、最終的にニキビ跡として残ってしまうリスクも。早めの対処が大切です。
白ニキビの主な原因
白ニキビは、主にターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れと過剰な皮脂分泌が原因です。肌の古い角質が残って毛穴をふさぎ、皮脂が排出されにくくなることで発生します。また、乾燥や紫外線などの外的刺激によっても毛穴が小さく閉じてしまい、ニキビの原因になることがあります。
白ニキビができたときの対処法
・白ニキビをつぶさない
むやみに触ると雑菌が入り炎症を引き起こしたり、ニキビ跡の原因になったりします。つぶさず適切なケアを心がけましょう。
・正しい洗顔を行う
毛穴の詰まりを予防・解消するため、洗顔は重要です。洗顔料を十分に泡立て、やさしく肌を洗い、ぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。洗顔は1日2回が推奨されており、洗いすぎは逆効果です。
・しっかり保湿する
乾燥を防ぐため、化粧水や乳液で保湿を忘れずに。油分が多いクリームやアルコール成分を含む化粧品は避けましょう。
・皮膚科での治療を検討
白ニキビの段階でも皮膚科で治療が可能です。塗り薬や飲み薬、ピーリングなど、ニキビの状態に合った治療法を提案してもらえます。
悪化を防ぐために
白ニキビは適切なケアをすれば改善が見込めますが、放置すると炎症を起こして悪化することもあります。肌にやさしいスキンケアと生活習慣の見直しを行い、ニキビができにくい肌環境を整えましょう。また、気になる場合は早めに専門医に相談することが大切です。白ニキビの段階での適切なケアが、美しい肌を守る鍵となります。
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